FXで証券会社の差益をもらうスワップアービトラージ

FIREマニュアル
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これは私も実際にお小遣い稼ぎしている、一番安全なのでは?と思っている手法です。

FXで差益をもらうスワップアービトラージとは?

FX取引で差益を得る方法の一つに、スワップアービトラージがあります。
(私の造語かもしれません。)

スワップアービトラージには2つ方法があります。

1.異なる通貨ペアをもって、通貨の金利差益をもらう
2.同じ通貨ペアで売買し、金利差益をもらう

本記事はこの2が対象です。
そこまで大儲けできるわけではありませんが、ほぼノーリスクで毎日数千円は入ります。

この記事では、スワップアービトラージの仕組みやメリット、リスク、始め方について詳しく解説します。

FXのスワップとは?

スワップポイントとは、通貨ペア間の金利差によって発生する利益です。

FX取引では、異なる金利を持つ2つの国の通貨を取引する際、その金利差によって得られる収益をスワップポイントと呼びます。

基本は平日毎日、土日祝日の分は数日分まとめて入金されます。

金利は国の政策金利やスワップポイントは、各国の政策金利やオフショア市場の金利動向に基づいて決まります。

もう少し詳しいスワップの決まり方説明

政策金利が高い国の通貨は、高金利通貨としてスワップポイントの利益を生みやすくなります。
高金利代表はトルコリラやメキシコペソですね。

政策金利とは、その国の中央銀行が決定する金利で、国内の景気やインフレをコントロールするための重要な指標です。
その他、非居住者の資金調達・運用に対して、オフショア市場での各国の規制等もあり、いろんな影響を踏まえてきまります。

スワップアービトラージの仕組みとそのメリット

スワップアービトラージの仕組みとは?

証券会社Aでは、ある通貨の買いスワップが50円
証券会社Bでは、ある通貨の売りスワップが-45円

となるケースがあります。

なので同じ枚数を、証券会社Aで買い、Bで売ります。
すると上記例なら1ロットで5円、1000ロットで毎日5000円入手できる、というやり方です。

最大のメリット、ローリスクな理由とは?

為替は日々動きますが、為替変動分は売買で相殺されます。

なので為替変動からは全く影響を受けずに、スワップ差益の身を受け取ることができるので、
リスクがとても低く抑えられます。

ポイント差がある限り放置で利益を得続けることができるので、安定した収入を目指す投資家にとっては魅力的な選択肢となります。

    リスク管理と注意点

    スワップアービトラージのリスクは?

    大きく次の3つ

    フラッシュクラッシュに巻き込まれてロスカされる可能性はある

    保証金の維持率は証券会社ごとなので、維持率が低く極端に動くと、ロスカされる可能性もあります。

    政策金利、オフショア市場、証券会社の動向により差益が生まれなくなると利益にならない

    例えばトルコの政策金利発表は毎月20日頃。金利が上がっているほど、証券会社ごとの差も出やすい。

    仕込み時にスプレッドがあるので、一時的に評価がマイナスになる

    銘柄スプレッド初期赤字/lot
    TRYJPY1.5~3pip300~600円
    MXNJPY0.2~0.4pip40円~80円

    往復で買うので、スプレッド×2倍です。
    原資回収するまでにスワップポイント差がなくなると、赤字になります。
    実績では何年も維持されていますが、未来は分かりません。

    初期のスプレッドが最大のマイナスなので、リスクが限られているという意味ではローリスクです。

    スワップアービトラージの注意点は?

    維持率は500%程度まで高めておく

    上記リスクに巻き込まれないようにすることで、制御できる部分は
    フラッシュクラッシュでロスカットされないように、維持率を高める
    です。

    300%程度の維持率でも切られたケースもあります。私は450~550%で運用しています。

    厳密には維持すべき維持率は必要証拠金率によって変わります。
    要は「何PIP分までは急に動いてもロスカされないか」を簡易的に見ているだけです。

    ロットに注意

    たとえばLightFXのハンガリーフォリントは、10万通貨/ロットです。
    そして表示されているスワップは10万通貨当たりのスワップです。

    つまりスプレッドの経費を計算する際、10倍かかることになります。
    0.6pipとかいてあっても、1万通貨なら60円ですが、10万通貨だと600円。

    細かい計算はやめておきますが、なかなか回収できないし利率も低い。

    なので今後いろいろ目に入るかと思いますが、ロットは確認して利率計算するようにしましょう。

    利率の計算方法

    必要な証拠金は、証券会社によっては変わるところもありますが
    通貨価格×ロット枚数(1万通貨、10万通貨等)×証拠金率/100です。

    例えばドル円を150円とし、レバレッジ25倍としたら証拠金率は4%なので
    150円×10000通貨×4/100 = 60,000円

    が1ロットの証拠金です。

    トルコリラ円が40円でレバレッジ25倍とすると
    40円×10000通貨×4/100 = 16,000円
    です。

    高金利通貨によっては証拠金率25%の設定もあるので、
    40円×10000通貨×25/100 = 100,000円
    になります。

    スワップアービトラージを始めるためのステップ・おすすめの証券会社

    マイナススワップの小さな証券会社と、プラススワップの大きな証券会社が必要です。
    が、時期によって変わります。

    ロスなくやっていくための選択肢としては
    1.可能性高めの会社を事前に口座登録しておき、随時移動
    2.いくつかの証券会社に分散しておく
    のいずれかです。

    プラススワップ狙いで作っておいた方が良い会社

    まぁ私が使っているところです。他に随時良いところがあれば変更するかと。

    GMOクリック証券
    トルコリラについて縦玉の制限数が厳しいのが難点。お試しならよいかと

    GMO外貨EX
    GMO系だけど別会社扱い。

    サクソバンク
    一時期はトレイダーズ証券系とかを押しのけてダントツのスワップでした。
    オフショアが厳しいせいか最近少々すくなめ。
    が、トルコリラ・USドルやフラン・ドル等、一般的な楽天やSBIでは扱っていない銘柄も多いので、作っておいた方がいろいろやりやすい
    あとこちらはスプレッドが開いても中値で維持率評価してくれるのでロスカはされにくいのもいいとこ。

    IGトレーディング
    こちらも同じく、一時期はトレイダーズ証券系とかを押しのけてダントツのスワップ。
    オフショアが厳しいせいか最近少々すくなめ。しかも証拠金率高め(レバレッジが低め)
    が、トルコリラ・USドルやフラン・ドル等、一般的な楽天やSBIでは扱っていない銘柄も多いので、作っておいた方がいろいろやりやすい

    マイナススワップの小さめの会社

    みんなのFX
    リラ、ペソ共に多分一番マイナス少ない。
    もっと少ないところあったら別途お知らせします。

    まとめ: スワップアービトラージで安定した収入を目指そう

    スワップアービトラージは、リスクを抑えながら資産形成を行い、安定収入を目指すための有効な手段です。

    FIRE後も見据えた安定投資を選ぶのでしたら、概ね利率5%程度は狙えますしリスクも抑えられるのでおすすめ。

    魅力的な選択肢と思います。
    が、りすく0ではありません。適切な知識とリスク管理を行いながら、スワップポイントを活用して資産を積み上げていきましょう。

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